2021/08/21(土) 大分トリニータ戦 監督コメント(明治安田生命J1リーグ第25節)

ミハイロ ペトロヴィッチ 監督

--試合の総括をお願いします

今日のゲームに関しては、まず大分は非常に気温・湿度が高い中で、我々北海道から来た選手たちにとっては非常に厳しい環境下のゲームになったと思います。そういった中で前半、なかなか自分たちの良さが出ない中で先に相手にコーナーキックから失点してしまう展開になってしまった。ビルドアップの部分だったり、本来の自分たちの攻撃の狙いがなかなか出せなかった前半ではありましたが、その中でも3回、4回くらい自分達が得点してもおかしくないくらいシーンは作れていたと思う。

 

小柏選手のシュートだったり、荒野選手のシュートや岡村選手のコーナーキックからのヘディングシュートなど、出来の良い前半ではなかったがチャンスは作れていたと思います。後半はリードされる展開の中で、選手を入れ替えてギアを上げて、より自分達が得点するという姿勢を見せられたと思う。

 

相手をハーフコートに押し込めて、ゴールに迫っていくという本来の自分たちの狙いは出せたと思います。私自身、レフェリーには大きなリスペクトを持っていますのであまり判定に対して、私自身何かを言うというのは好きではありませんし言いたくないです。

 

今日のルーカスがペナルティエリア内で倒されたシーンについてはPKを吹いてもおかしくはないではないかなという思いはあります。少なくともVARの介入あるいはオンフィールドレビューで確認されても良かったんではないのかなとは思いますが、判定に対してもちろんそういったことはあるのもサッカーですけども今日のあのシーンに関してはチームを代表をしてコメントをしなければいけないと思っています。後半に関しては非常に良い戦いを選手たちは見せてくれたと思いますし、逆転まで持っていけるような展開は十分に作れていたと思います。

 

そういった中で今日のゲームは引き分けに終わってしまいましたけども、結果に対しては私自身、満足できるものではありませんが後半の戦い方に関しては、前半からよく立て直してくれたと思っています。

 

 

--前半が上手くいかなかった理由、その中で後半からルーカス選手やジェイ選手を投入した意図は

先ほどもお伝えした通り、今日の試合は非常に湿度や気温が高い中で選手たちは戦ったのですが前半、選手たちの動きが重かったことがまず1つ。自分たちがボールを動かしていくためには、選手たちが連動して動いていかなければいけないのですが、その連動も少なく、相手が前からプレッシャーに来る中でうまく回せない、怖がってボールを蹴ってしまうという悪循環に陥ってしまった。

 

宮澤が出場停止という中で、ポジションの入れ替わりが影響したのも、もちろんあると思います。我々がリードされる展開になったことで、ジェイ選手とルーカス選手を投入することになりましたけども、元々のプランとして前半は0-0に押さえて後半から攻撃的にシフトしたいという話を両名にはしていました。リードされる展開ではありましたけども、二人の投入から得点する元々の予定でした。