2024明治安田J1リーグ第34節 名古屋グランパス戦 監督コメント
ミハイロ ペトロヴィッチ 監督
本日の試合総評
この2週間、選手たちにはこのゲームは非常に厳しいものになると言ってきました。
なぜなら今の名古屋というのは、Jリーグの中で最も調子のいい、最も危険なチームであるからだと。
名古屋は直近非常に素晴らしいゲームをみせていたと思います。運動量・規律・球際の強さ・攻守の切り替えだったり、サッカーに必要なすべての要素を非常に高い水準で備えていると思いますし、非常に危険なゴールに迫るプレーをできるチームです。
立ち上がりから選手たちは、強い気持ちを持って入ってくれて、非常に強い強度の試合を見せてくれたと思います。名古屋にも決定的なチャンスを何度か作られましたが、我々は名古屋の強さを消し、自分たちの良さを出せたと思います。選手たちは準備してきたことをしっかりと試合の中で表現してくれていたと思いますし、プレッシャーのかかる中でのゲームでしたが、強い気持ちと冷静な判断をあわせ持ちながら、最後まで集中力を切らさずに戦ってくれたと思います。内容・結果ともに我々が勝利に値したと思います。
札幌の問題は、選手のコンディションがなかなか整わないことです。キャンプ・シーズン中、けが人がとても多く、離脱している期間が長い選手が多い。その中で高いインテンシティで90分試合を行える選手が少ないことが、我々の問題です。宮澤・髙尾・チェック・荒野はけが明けでコンディションが整っていないと思いますし、友喜は非常によく戦ってくれていますが、彼も後半足を攣る傾向にある選手です。誰をスタートにして、誰が途中から入ってくるか、試合前・試合中に非常に難しい選択肢を迫られます。ガンバ戦はアディショナルタイムに2点決められましたけども、交代選手を含めて最後まで戦えるかというのがひとつの課題だと思います。今日は前節よりもけが人が戻ってきてくれたことがプラスだったと思いますし、勝利を掴み取れたひとつの要因だと思います。