2024JリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド3回戦 AC長野パルセイロ戦監督コメント
ミハイロ ペトロヴィッチ 監督
本日の試合総評
今日は厳しいゲームになると最初から予想していました。長野はリーグ戦を見ても素晴らしい戦いをしているし、素晴らしい結果を残しているチーム。ルヴァンカップではJ2の徳島を破って勝ち上がり、そしてJ1の京都を破って勝ち上がり、実力がなければそうした結果は残せない。そういうチームだと思っていますので、そういう意味で今日のゲームは非常に厳しいゲームになるだろうと予想していました。
前半は長野がベターな戦いを見せた前半だったと思います。我々は1失点して、そのあと2失点目、3失点目をしなかったのは、出来が悪い中でもなんとか1-0というスコアで抑えられたのは良かったと思います。後半に入って我々はベターな戦いを見せた中で、少し主導権を握れる時間帯が増えました。その中で何回か同点になってもおかしくないようなチャンス、シーンがありましたけど、なかなかそれを決めきれない中で、スコアが1-0のまま続いていました。アディショナルタイムに入って、我々が何とか同点に追いつけたのは非常に良かったのですが、あの時間帯に追いつけたというのは少し運もあったとみてもおかしくないと思います。ただそこまで選手たちが諦めずに、何とか同点に追いつきたいという思いを最後まで示してくれた、そしてプレーしてくれたことがあの同点ゴールにつながったのだと思います。
延長に入ってお互いにチャンスがありながら決めきれない中で、最後はPKになりました。PKはどちらが勝つかというのは運によるところもあると思います。そういう中で今日は我々がPKを制して勝利できました。選手たちが最後まで諦めない気持ちを見せて、強い気持ちを持って戦ってくれた結果だと思います。
長野は今日戦って素晴らしいチームだと思いましたし、素晴らしいサッカーをしているチームだと思います。できるならば両チームを勝ち上げてあげたいという思いですが、ルール上、PKで我々が勝ち上がることになりましたが、本当に素晴らしいチームだと改めて思っています。
反対に、今日のゲームで我々の出場した選手たちは非常に若い選手が多い。17歳、あるいは18歳、19歳とそういった選手たちが多い中で戦いました。その戦った結果として勝利が得られたことというのは、若い選手たちにとって大きな財産になると思っています。彼らはまだまだ学ばなければいけない、成長しなければいけない部分というのはたくさんあると思いますが、こうした試合を通して彼らが成長してくれることというのは、私も指導者として非常に嬉しい思いでありますし、これからも努力を重ねてこうした試合を通して成長していって欲しいと思います。