2024明治安田J1リーグ第8節 新潟戦 監督コメント
ミハイロ ペトロヴィッチ 監督
‐‐総評
今日は非常に難しいゲームになると思っていました。特に立ち上がり、予想していたとおり難しい展開になりました。最初の15分、20分は新潟が攻勢を強める中で、バーに当たったシュートだったり、失点につながってもおかしくないような展開だったと思います。新潟は非常にコンパクトで攻撃が洗練されていて、ボールのないオフの動きの連動性があるチームです。非常に対応しづらい攻撃を仕掛けてくるチームであり、予想通り前半15分くらいは我々がうまく対応できなかった部分があったと思います。
ただその時間帯をしっかり選手たちがしのいで、そのあとは自分たちの狙いが出せたのではないかと思います。その中で浅野選手が素晴らしいゴールを決め1-0でリードをして、そのあとも浅野選手に決定機あったのですが、シュートを相手にあててしまったようなシーンとなりました。それをしっかりと決めていれば2-0でリードしていたという前半だったと思います。
前半途中から、我々はしっかり相手をコントロールできていたと思いますし、1-0でリードして前半を終えることができました。
後半に入るにあたって、少し前半とやり方を変え、しっかりと自分たちの狙いとするところを出せていたと思いますし、相手の良さを十分に消せていたと思います。カウンターで何回か得点をとってもおかしくないような場面があったと思いますし、後半に関しては自分たちのサッカーを見せられたと思います。ただ、前半に武蔵選手、後半に馬場選手が負傷し、交代カードを2枚切らなければなりませんでした。残された交代はあと1回という中で、戦術的な交代という点では難しい決断を迫られました。
選手たちは怪我の影響で本調子ではない選手が多く90分を戦うことが難しい選手も多くいました。だからこそ、交代カードが非常に重要であったのですが、この戦術・疲労を考慮した交代を1回で3人を変えなければない厳しい状況で交代プランを練っていました。しかし、イエローカード2枚で退場する選手がでてしまい、駒井選手も足がつったということでプランしていた交代選手を別の選手に変えなければなりませんでしたし、そういった間に、同点に追いつかれてしまいました。もう少し早く交代していればということもありますが、ただ我々が予期していないアクシデントの中で3回目の交代をせざるを得なかった状況でした。一人少ない状況で残り20分近くを戦ったわけですが、選手たちは最後まで強い気持ちで守ってくれたと思いますし、アウェイで勝ち点1をとったことについては、アクシデントが多かった中では満足しなければならないと思います。