2023明治安田生命J1リーグ第29節 柏レイソル戦 監督コメント
ミハイロ ペトロヴィッチ監督
--試合を振り返って
試合の入りはよくなかった。柏が前からプレッシャーをかける中でビルドアップがスムーズにできず、ボールを奪われてあわや失点という場面を作られていました。そういった中で失点をしないで耐えていました。試合の経過とともに自分たちのペースを取り戻していってくれましたが、柏はカウンターが危険なチームという話はしていましたし、真ん中にくさびを打ち込んでボールを失うような奪われ方は危険だという話はしていました。そこはしっかりと注意するようにと言っていたんですが、1失点目はそういった形でボールを奪われて、相手のスピードを生かすカウンターの形で失点をしてしまいました。一番気を付けなければいけないカウンターで失点してしまいました。
失点した後も落ち着いてゲームを進めていまし、チャンスもあったと思います。しかし2失点目はクロスからでしたが、我々のコーナーキック・クロスの本数と比べたら相手はそこまでクロスの数は多くなかったですが、シンプルな形で2失点目をしてしまいました。
後半に入って私の期待以上のプレーを見せてくれました。素晴らしいボールの動かし方、オフザボール動き出しで攻撃を活性化させ、決定機を作れていたと思います。バリエーションが多い攻撃をみせれていたと思います。得点して1-2にしてから同点にできるチャンスはあったと思いますが、相手のキーパーにとめられたり、枠を外してしまいました。決め切れない中で敗れてしまった試合でした。
ゲームの内容自体は前半20分まで以外は、自分たちの狙いが出せていたし、チャンスをクリエイトできていたと思います。自分たちが気を付けるべき形で先制点を奪われているのは、反省しなければならない。それ以外の部分は決して悪いものではないと思う。相手のハンドになってもおかしくないようなシーンもありました。レフェリーの判定は尊重すべきものですが、我々にとって納得いくものではなかったと思います。そういう点も含め、結果に関しては残念でしたが、残りの試合はチームとしてまとまりながら結果を残せるように全力で戦っていきたいと思っています。
--中村選手の3バック中央での起用について
桐耶は若いディフェンダーで、ミスが起こるというのは計算している。そういった中で成長していってくれればと思っています。
今日の1失点目のようなミスを犯してしまえば、マンチェスターシティなどであれば、新しい戦力を獲得するかもしれない。それがトップの厳しい世界です。
桐耶は北海道出身のコンサドーレのユースで育った選手です。彼が経験を積んで悔しい思いをしながら、成長していってくれればいいなと思いますし、まだまだDFとしては未熟な部分がありますが、試合に出ることで成長できる部分もあります。これが最後の彼のミスではないと思います。1つ1つの経験を通じて、コンサドーレの中心選手に成長してくれれば思います。