2023明治安田生命J1リーグ第24節 京都サンガF.C.戦 監督コメント

ミハイロ ペトロヴィッチ監督

--試合を振り返って
今日のゲームは非常に気温、湿度が高い中で、両チームの選手にとっては決して簡単なコンディションでのゲームではなかったと思います。ただそういう中でしたけれど、両チームの選手はよく走り、戦い、インテンシティの高いゲームを見せてくれたと思います。
 3-0という結果に関しては、試合の内容よりは大きく差が出てしまったスコアだと思っていますが、それほどスコアの差が出る試合の内容ではなかったと思います。前半は相手にもチャンスがありましたけれど、我々も十分に得点になってもおかしくないチャンスは作れていました。駒井選手がキーパーと1対1の場面がありましたし、青木選手のシュートがきわどいところで外れてしまったり、あるいは浅野選手のPKのシーンもありましたけど、相手に先にPKで得点を与えてしまった展開の中でも、十分に追いつけるだけのチャンスはあったのではないかと思います。後半は相手が少し守備的になったのか、我々が押し込んだのかという試合展開になったと思います。相手もやはり後半は体力的に落ちてくる傾向があるのは分かっていましたし、その中で我々が押し込む展開になっていくだろうと予想していましたが、やはり後半は我々が相手コートで試合をする展開になったと思います。そういう中でチャンスも何度も作れていたと思います。同点になってもおかしくないシーンがあったと思いますが、なかなか決め切れない中で、逆に自分たちがミスをして、2点目、そして3点目を献上してしまったという、その中で試合のスコアが開いていってしまったという試合だったと思います。十分に我々が後半に追いつけるチャンスがあっただけに、ああいったところで自分たちが崩れてしまったのはもったいないと思っています。
 前節の鳥栖戦も素晴らしい試合をして、我々が勝ってもおかしくないゲームをしながら、残念ながら追いつかれて引き分けてしまった。今日のゲームも良い戦いができていた中で、残念ながら3-0というスコアで敗れてしまったゲームでした。今日のゲームは、我々チームにとっては非常に気温が高く、湿度が高い中でのゲームで、選手たちにとって簡単ではない環境下での試合だったと思います。そういう中でも走り、戦う、勝利したいという姿勢は見せてくれましたし、ゲームの内容に関しても決して悪い内容のゲームではなかったと思います。敗れてしまうと、なかなかそういう風に見られないものですが、今のチームの置かれている状況というのは、良い戦いをしてもなかなかそれが結果に結びつかない、そういう状況に陥ってしまっているという、そういう状況ですが、ただそれで自分たちがブレてしまってはいけないと私は思います。自分たちがやってきたことを信じて、次のゲームこそは、という強い思いを持って、残りの10試合をしっかりと戦っていくことが、我々がこの状況から抜け出せる、それにつながっていくと私は信じています。