2023明治安田生命J1リーグ第22節 鹿島アントラーズ戦 監督コメント

ミハイロ ペトロヴィッチ 監督

--本日の総評
試合開始と同時に失点して、非常に悪い入りになってしまい、とても難しいゲームにしてしまった。
選手たちはショックだったと思います。その中でセットプレーから失点してしまい、2-0でリードされてしまう展開の中で、なかなか前半は自分たちの思う形にならないまま進んでしまった。前半の出来については私に責任があると思います。
ハーフタイムで修正を加えて、馬場と中村の位置を変えた中で、攻守において自分たちの狙いが出せたのが後半だったと思います。得点を取れるチャンスも作れていたと思いますし、2-1にできていれば試合展開も変わってきたと思います。決め切れない中で逆に私たちが再びセットプレーから失点してしまうという我々にとっては痛い3点目だったと思います。敗れて非常にネガティブになってしまいがちですが、そういった中でも光が見えたのが、後半の戦いでした。

 

--得点の部分をどう改善していくか

我々がトッテナムからFWの選手を獲得できればそこは解決できると思いますが、そのような選択肢は我々にはないと思います。いる選手で解決するしかないですが、武蔵やロペスはもういないですし、8得点とっていた金子もいないです。得点というものは、最後はやはり選手の能力によるものが大きいのは確かです。チャンスをクリエイトすることは監督として作ることができますけども、そのチャンスを決め切れるかというのは選手によるものが大きいと思います。そういったことも含めて今いる選手でやっていくしかないと思います。
グラウディオラやクロップは素晴らしい監督ですが、お金で選手を獲得するという選択肢も持つことができます。

得点というのは水物であることが多いです。小柏選手に関しては長い間離脱していたこともありますし、今日はチャンスが何回もあったと思いますけども、それが決まる試合もこの後あると思います。これまで点を取れていた選手が取れなくとるということもありますが、我慢して戦い続けるということで得点というものがチームで取れるようになるよう、私にできることはチャンスをクリエイトするということ、チャンスを決め切ることは選手に努力してほしいと思います。