2023明治安田生命J1リーグ第18節 セレッソ大阪戦 監督コメント

ミハイロ ペトロヴィッチ 監督

--本日の総評
 サッカーは思ったような、プラン通りにいかないスポーツだということを改めて思い知らされたようなゲームだったと思います。立ち上がり2分で相手が先制をして、試合開始とともにすでにリードされているような展開で試合が始まってしまいました。その後は選手たちが落ち着いてゲームを進める中で、サイドからチャンスを作れていたと思います。バーに当たったシュート、ポストに当たったシュートもありましたけど、なかなかそれが決め切れない中で試合が進んでいきました。
 今日は特に前半、相手の9番、20番をターゲットに相手はボールを入れてきたり、あるいは背後を狙ったり、相手はそういう狙いで攻撃を仕掛けてきましたけど、そこのところをなかなか今日はコントロールできなかったことが自分たちの試合を進めることができなかった要因の一つだと思います。
 その後も自分たちが得点すべくゲームを進めてくれましたが、今日の相手が打ったシュートというのは非常に素晴らしいシュートだったと思いますし、相手のチャンスが得点になる確率が今日は高いゲームだったと思います。4点目の失点に関しても、我々は3-1でリードされている中で2点目、3点目を取りに行くべく前がかりになったところ、広いスペースを使われてカウンターを受けて失点しましたけれど、ああいう場面は自分たちが攻めに行く中である程度作られてしまうというのはもちろん仕方がない部分ではあるのですが、相手のそこの質というのは非常に高かったのではないかと思います。
 試合の中で今日は相手のセンターフォワード2枚、前の9番と20番をもう少し自分たちがコントロールすることができたら、もっと自分たちの展開を作り得ていたのではないかと思いますし、そこのところが一つのポイントになったと思います。ただその中で選手たちは自分たちの戦い方というのを狙いを持って戦ってくれましたし、スコアほどの、点差ほどの悪いゲームではなかったと思います。
 相手チームも我々もサイド攻撃、サイドチェンジからの攻撃を非常に警戒していたと思いますし、それをさせない戦い方というのを相手も準備していたと思いますが、それでもサイドからの攻撃で何度も突破する場面は作れていたと思いますし、ただ最後のところのクロス、あるいはシュートというのはなかなか精度が上がらないゲームだったと思います。