ミハイロ ペトロヴィッチ 監督

--今日の総評を
多くの方が予想していたとおり、札幌とマリノスの戦いはお互いに攻撃的に攻め合うという展開になりました。今日のゲームは選手たちは非常に攻撃的に戦い、３得点を取り勝利ができました。それ以外にも得点になってもおかしくないチャンスが作れていたと思います。今日は全員がハードワークをして走る戦うという中で自分たちの攻撃を見せてくれました。唯一、2失点がコーナーキックだったという点がいただけない点だったかと思いますが、選手たちは自分たちのスタイルで勝利をつかんでくれたことは本当に素晴らしいことだと思います。

 

--久々の試合復帰となった深井選手について
一希に関しては、いい選手というだけではなく素晴らしい人間性を持った青年だと思います。これまでも大きなけがを
何度も乗り越えて再びピッチに立ったことは、彼の強さだと思います。一希は大けががなければ、日本代表に選ばれてもおかしくない、それくらい能力がある選手です。今後、彼がケガすることなく自分の本来の力を発揮してほしいと願っていますし、今日ピッチに立てたことをとても嬉しく思っています。

--グループリーグ最終節への意気込みを
最後の磐田戦も勝利するために全力で戦います。みなさんは磐田とのゲームは簡単だと思うかもしれませんが、日本には簡単に勝てるチームはどこにもありません。難しいゲームを我々全員の力で勝利のために戦いたいと思っています。ルヴァンカップは週の半ばに連戦で行われることが多く、土曜日にはリーグ戦の名古屋戦が待っているという中で、我々にとっては京都戦のあとにけが人が出てしまって非常に台所事情が苦しい中で連戦を迎えています。本来はルーカス選手やチェック選手は90分ではなく、交代させてあげたかったですし、そういったプランもありましたが、交代させることができませんでした。選手が多く怪我をしていて、かつ連戦という中で、中2日で迎える今度の名古屋戦にはしっかりと頭を切り替えて、リカバリーをして臨まなければならないと思います。磐田戦に関してはまだ先の日程なので、その時にチーム状況がどのような状況なのか考えるにはまだ早いと思います。ただ、我々は今日は、奨太、思努、桐耶といった若い選手たちも素晴らしいプレーを見せてくれたと思いますし、そうした選手たちが試合でしっかりとしたプレーをできたというのは、チームとしてしっかり底上げができていると感じます。名古屋戦も自分たちのスタイルで戦ってしっかりと勝っていきたいと思います。本来、強いマリノスに勝利できたということはとても喜ばしいことなのですが、残念ながら喜んでいる時間はないというのが今の我々です。今日勝利できた喜びを数時間かみしめて、日付が変わる頃には次の戦いに向かっていかなければいけません。非常に難しいゲームが続くと思いますが、土曜日もサポーターの声が重要になると思います。このチームはその声援に値するチームだと思いますので、応援よろしくお願いします。