2022明治安田生命J1リーグ第33節 サンフレッチェ広島戦 監督コメント
ミハイロペトロヴィッチ監督
--試合を振り返って
両チームにとって重要なゲームでした。広島は勝てば3位が決定するゲーム、我々は勝利で残留が決まるゲームでした。今日と次のゲームで連敗すれば、降格の可能性が残っている状況で厳しいゲームだったと思います。試合内容は両者攻撃的で素晴らしいゲームだったと思います。
前半、素晴らしい形で点を奪いましたが、後ろからのビルドアップのところで自分たちのボールの動かし方や相手を外すことができない中で、相手の圧力を受け続けるような展開が続いてしまいました。チャンス自体は得点の他に1,2回ありましたが、それ以外あまりいい形を作れないくらい、広島はアグレッシブでした。ボールをつなぐことができない、ボールを奪ってもすぐに奪い返される展開が続いてしまいました。
後半は、ハーフタイムに「相手のプレスを外しながらしっかりボールをつないでいこう」という話をした中で、選手たちがしっかりそれを実行してくれました。自分たちがボールを支配できる時間が増えましたし、自分たちの攻撃の形が出せたと思います。自分がボールを握れる時間が増えたことで2点目が生まれたと思いますし、この勝利を掴み取れたと思います。リードしてから広島が圧力をかけてきましたが、選手たちは集中力を切らさずに戦ってくれて、勝利することができたと思います。
スキッペ監督は素晴らしい仕事をしていると思います。今シーズンから広島を率いて、攻撃的でアグレッシブなチームを作っていると思います。2つのファイナルを戦い、リーグでも3位という素晴らしい成績を残していると思います。中心選手が1~3人抜かれて行ってしまうのが札幌の宿命ですが、チーム・選手を育てながら、札幌も来シーズン上位を争う戦いをしていきたいと思います。
‐‐怪我人が続出し苦しいシーズンだったが、残留を果たした。今、選手たちにどんな声をかけたいか。
試合前に工藤選手の追悼という意味で黙とうを行いました。心からお悔やみ申し上げます。32歳という若さで亡くなってしまい、私も残念で仕方ないです。我々生きている人間は、人生を楽しまないといけないなと思っているので、「サッポロビールでも飲んで、勝利を分かち合おう」という声をかけたいです。ストレスを抱え込まないようメリハリをしっかりつけることが生きていく中で非常に大事だと思います。