2022明治安田生命J1リーグ第27節 浦和レッズ戦 監督コメント

ミハイロ ペトロヴィッチ 監督

--本日の試合総評

 コンサドーレは素晴らしい試合をみせたと思います。立ち上がりから浦和へプレッシャーをかけて、走る・闘う、そしてコンビネーション、ゲームの作りも含めて相手を押し込める戦いができたと思います。浦和は守備的な戦い方で、場合によっては全員が自陣に戻って守りを固めるような戦い方をしていたと思います。後半に入って、より圧力をかけて相手ゴールに迫れるシーンは作れていたと思います。そんな中で先に点を取って優位な展開を作れていましたが、残り15分の体力的にきつくなってきたところで、相手の交代によって押し込まれる場面を作られるようになってしまいました。

 福岡戦もそうでしたが、今シーズン怪我人が多くいる中で、福森・宮澤もそうですが、菅もケガを押しての出場でした。終盤に同じ戦いを続けるのが難しくなってきた中で、PKを与えてしまいましたが、選手たちはアウェイで素晴らしいプレーをみせてくれたと思いますし、今日観に来てくれたサポーターの皆さんが満足していただけるようなサッカーをみせられたのではないかと思います。

 

--4-4-2で戦っていたように見えたが、その狙いは

 普段浦和は4-2-3-1という形で攻撃してくるので、岡村がワントップの選手、高嶺がトップ下の選手、左サイドハーフは田中、右サイドハーフは左ストッパーの選手が捕まえるという形になりますが、今日は浦和が2トップだったので、岡村と高嶺が相手の2トップについて、左サイドハーフは田中、右サイドハーフは菅が捕まえるという形になっただけです。

 プレッシングに行くのは簡単ではなく、全員が瞬時に状況を判断しながら、前に出ていかなければいけないです。浦和も前からのプレスを試みたと思うが、2トップが追い切れず、サイドハーフが出てきたりしていましたが、我々が上手くいなしてパスをつないでいくと、すぐに自陣に引くという選択を取っていました。やはりプレスを続けるのは簡単ではないということを物語っていましたが、自分たちはプレスをかけて、相手にボールを蹴らせて、回収して主導権を握るという戦いはみせることができたと思います。