2022 明治安田生命J1リーグ第20節 FC東京戦 監督コメント

ミハイロ ペトロヴィッチ

--本日の試合総評

今日のゲームは両チームともそれぞれのスタイルを出す攻撃的な戦いをしあったと思います。非常に高いテンポの中で両者がパスサッカーをやり、チャレンジしたゲームだったと思います。

ただ、我々はペナルティーエリアの中で2回ハンドを取られPKで0−2となり、3失点目は自分達から相手にプレゼントを与えてしまったような失点になっていましました。

 

お互いのスタイルを出した攻撃的な戦いをしたゲームではありましたが、チャンスの数はお互いそこまで多くはなかったと思います。東京は立ち上がりの1分で打ったシュートがポストにあたり、我々もシャビエルのヘディングシュートが際どいところに飛んだりと、そういう中で0−3で負けたこの試合が我々にとって良いゲームだとは言いずらいものがあります。

 

ボールを動かす中で相手ゴールの近くまでは運べるのですけど、そこからゴールに迫っていくことが出来ない状況にあるのが今の札幌です。小柏選手が長く離脱している中で、相手の背後に脅威となるようなスプリントができる選手がいない状況の中で、スピードがありモビリティーがある選手が戻ってくると我々の攻撃もより活性化されるのかなと思ってます。

 

今日のゲームはサポーターの皆さんに感謝したいと思ってます。久しぶりにサポーターが声を出して応援ができる中で素晴らしい雰囲気を作り上げてくれたと思います。平日のナイトゲームでも駆けつけてくれた、我々のチーム、あるいは相手チームのサポーターの皆さんには感謝したいです。

札幌から応援に駆けつけてくれたサポーターの皆さんに勝利を届けることが出来なかったことに関しては非常に残念な思いと申し訳ない気持ちがあります。その悔しい気持ちをしっかりと胸に刻みながら、次のホームゲームで勝利を届けられるよう全力で戦いたいと思います。

 

 

--前半でシャビエル選手が負傷交代したが状態はどうか、それによるゲームプランのくるいはあったか

シャビエル選手に関しては筋肉系のトラブルということであれば6、7週かかってしまう可能性はあると思いますが、明日検査した後で怪我の状態がわかるのではないかと思います。

 

試合の立ち上がりの中で怪我人が出て交代をしなければならないことになれば、もちろんゲームプランは想定していたものと違うものになってしまいます。

興梠選手に関しては我々が計算していたよりも早い時間で投入しなければなりませんでした。

 

怪我人というものは出るものですけど、今シーズンほど怪我人が多いシーズンというのはなかなか経験がありません。誰かが怪我から戻ってくれば誰かが怪我をする状況で、全員が揃う事は今シーズン一度もなく戦っています。札幌はそれほど選手編成に余裕があるチームではないので、そのなかでやりくりするのは非常に大変ではあるのですが、はっきり言えるのは今シーズンは特に筋肉系のトラブルが多いですし、怪我人が非常に多い中でチームは戦っているという事です。