JリーグYBCルヴァンカップPOステージ第2戦 サンフレッチェ広島戦 監督コメント

ミハイロ ペトロヴィッチ 監督

--試合の振り返って
札幌での第1戦で0-3という敗戦をしていたため、今日のゲームは難しい条件下での試合でした。
1-1という結果に終わったが、選手たちは立ち上がりからアグレッシブに前からプレッシングをかけて、先制点をとるべくエネルギーを使ってくれました。
そういう中で先制できたことは非常に良かったと思います。
1-0でリードしている状況で、広島のチャンスを我々が食い止めているという緊張感のあるゲームを最後まで続けることができました。
我々が2点目を取るチャンスが何度かあったが、それを決めていれば試合はもっと分からない方向に進んだのではないかと思います。
しかし徐々に時間が経過していくにつれて、選手たちの疲労が見えプレッシングがなかなか効かなくなり、リスクを負って攻めるゆえに相手の速攻をくらうケースが増えたと思います。
怪我人が多く、質の高い交代ができないという状況の中で、連戦による疲労が蓄積していき、そして最後追い付かれてしまいました。
選手たちはいい戦いを見せてくれたと思うし、いいチャレンジができたと思います。

 


--最後失点してしまったとはいえ中野選手がビッグセーブを見せていた、中野選手の評価は
若いGKであり、試合経験も少ない選手であるが、今日は非常に素晴らしいプレーを見せてくれました。
彼のような若い選手であれば、止めてほしいシュートを止められなかったり、ミスがあったりするものだが、監督としてはもちろんそういったことも計算に入れておかなければならないと思います。
そういう失敗を経て彼が成長していかなかればならないと思っていますし、彼自身、ここ最近試合に出続ける中で悔しい思いをしていたと思います。
そして今日はそういった悔しい思いを経て成長してくれている部分を見せてくれたゲームだったと思います。
非常に背の高い、魅力的な体格をしているし、将来のあるGKだと思っています。
今後も試合経験を積んで成長してくれればと思います。

 


--西選手がシャドーや右のワイドで得点にも絡んだが、複数得点が必要な試合で西選手をそのポジションに置いた狙いと西選手の評価は
水曜日に天皇杯があり、120分ハードに戦った選手が多かったことが理由の1つ。また中2日で移動もあったためタフな状況でした。興梠、小柏などFWができる選手がいない中で、西は複数のポジションをこなせてかつ経験もあるため西をシャドー、金子をワイドで起用しました。試合の流れを見ながらポジションを変えた結果、西のアシストで先制点が生まれたため、ポジション変更は功を奏したと言っていいと思います。
西自身はタフなゲームで慣れないポジションながら課されたタスクをよくやってくれたと思います。