2022 明治安田生命J1リーグ第11節 ガンバ大阪戦 監督コメント

ミハイロ ペトロヴィッチ 監督

--本日の試合総評

このような引き分けという結果で終わったゲームで何を話せば良いでしょうか…立ち上がりから非常に素晴らしい戦いを選手たちは見せてくれたと思います。アウェイの地大阪で札幌が非常に勇気のある戦いを見せてくれたと思いますし、我々の強さを示すことができているのではないかと思っている。選手達は立ち上がりから非常にアグレッシブな戦いを見せてくれた。その中で得点になってもおかしくない場面もいくつも作っていた。

 

今シーズン11試合戦った中で今日で7分け目ですが、そのうちの4試合は勝てていてもおかしくないゲームの内容でした。どのゲームも我々が相手を上回っていましたし、勝てたゲームだった。今日に関しては中々ゴールを割ることができないなかで引き分けという結果に終わりましたが、選手たちが見せてくれたパフォーマンスというのは非常に素晴らしいものでしたし、足りなかったのはゴールだけでした。

 

11試合戦った中で1敗しかしていないのは我々ともう1チームだけです。いかに札幌が安定した戦いをしているかの表れだと思いますが引き分けが多いという結果に関しては今日のようにチャンスを作りながら決め切れないということが要因として挙げられます。選手たちは非常に沢山のエネルギーを今日の試合に注いで戦ってくれたと思います。この試合を引き分けたという悔しさは選手たちが最も感じていると思いますし、その痛みが分かるのは私と選手たちだけである。

 

 


--G大阪の攻撃陣を安定した守備で守っていたと思いますが

今日のゲームだけではなく、今シーズンの試合はチームとしての守備が非常に機能している。唯一サガン鳥栖戦だけが大敗しましたが、それ以外の試合では個の能力が高い選手たちがいたとしてもしっかりとチームとして守るということができていると思います。

 

時として1対1の局面が多い守り方ですが、選手たちは人とスペースというものを意識しながら相手が何を狙っているのかを早く予想して相手の攻撃を防いでいる。これは今日明日でできることではなくて2年間以上続けてきた成果だと思いますし、我々のDF陣は強いだけではなくインテリジェンスが無ければならない。次の展開で相手が何を狙っているのかを予測して、相手よりも早く危ないところを消していく。我々はマンツーマン気味に守備をしていますが、それも味方のチャレンジやカバーを見て考えながらプレーできていると考えれば安定した守備をできているのではないかと思います。