2019/6/22(土) サガン鳥栖戦 監督コメント (明治安田生命J1リーグ第16節)
ミハイロ・ペトロヴィッチ監督
--本日の総評を
Jリーグの戦いというのは、いつも非常に重要な戦いであり、毎試合が非常に難しい戦いです。特に今日のゲームというのは、我々にとって非常に重要度の高いゲームでした。我々が今日勝利することができれば、順位の方向性というものが示せる、そういったゲームだったと思います。ただ、この重要な今日のゲームというのは、今週水曜日にルヴァンカップの試合があり、中2日で戦わなければいけないという、我々にとって難しいタイミングでの試合になってしまいました。1週間を通して、チーム全体としてトレーニングをすることができない中での試合ということで、とても難易度の高い試合となりました。それに加え、サガン鳥栖は監督が代わってからチームの状況が非常に良くなっています。そして以前からのサガン鳥栖の強みであるハードワークの部分、走る、戦う、そしてセカンドボールを拾っていくという戦い方が戻ってきています。前節、サガン鳥栖は浦和に負けましたけれども、内容からみても負けに値するような戦いではなかったと思いますし、内容的には浦和を上回っていたように思いますので、今日の試合も非常に難しくなると予想していました。
前半は比較的我々がゲームをコントロールできていたと思います。そういう中でセットプレーから2点を取ることができましたし、それ以外にも得点になってもおかしくないシーンを作れていたと思います。後半に入って、サガン鳥栖はより圧力をかけてくるだろうと思っていました。予想通り、リスクをおって攻撃をしかけてきました。我々のチームは現在けが人が多く、普段試合にコンスタントに出ていない選手が出場していたり、あるいはケガあけの選手がいたり、試合の経過とともに運動量が落ちてきてしまうだろうという予想はしていましたが、そういう傾向の中で相手に試合をコントロールされてしまう時間が多くなってしまいました。2-0でリードしていた中で、1点返されてしまうと、サッカーというのは非常に難しい展開になってしまうスポーツです。相手に押し込まれる中で、チャンスを作られ、その中の一つを決められてしまうという、我々にとって悪い展開になってしまいました。ただ、やはり相手にボールを握られる展開であっても、選手達にはボールを奪ってからのカウンターを狙っていこうという話は、試合前にもしましたし、狙い通りの素晴らしい形で3点目をとることができました。2点のリードを奪ってからは、落ち着いてプレーすることができていたと思います。
やはり勝利をもぎ取ってくれた選手達を褒めたいと思います。今シーズンが始まってから今日に至るまで、やはりケガ人が多く、なかなか選手がそろった状況で戦うことができていないという状況です。そういった状況の中でも、選手達は自分たちの戦い方をしっかり頭にいれて、規律を守って戦ってくれています。そして最後までチームが勝利するために献身的に戦ってくれていると思います。昨年も非常に粘り強い戦いの中で勝利というものを多く勝ち取ってきましたけれども、チームが若返ったなかでもチームとして最後まで戦いきるということができている、そして安定感というものが出てきているという点では、選手たちのまた一歩前進した姿をみることができていると思います。選手達は非常によくやってくれていると思います。