2019/10/13(日) ガンバ大阪戦 監督コメント YBCルヴァンカップ準決勝第2戦
ミハイロ・ペトロヴィッチ監督
--試合の総評を
非常に難しいゲームでした。ガンバ大阪は、札幌と同じように素晴らしいチームでした。ただ、札幌の選手たちは、立ち上がりから、この試合何が何でも勝って決勝に勝ちあがるんだという姿勢を、相手よりも見せてくれていたのではないかと思います。立ち上がりからゲームをコントロールし、走る、戦うというサッカーにおいて非常に重要な部分を、選手たちはよく理解しプレーしてくれたと思います。後半に入ってから、得点をするという点について、全員がより気持ちを前に出してプレーをしてくれました。得点を取りに行く、という攻撃的な姿勢が鈴木武蔵の得点につながったと思います。1stレグでは敗戦しましたけれども、今日の試合も含めて我々札幌が勝ち上がるに値するゲームができていたのではないかと思います。今日のゲームで結果を出してくれた選手たちを褒めたいと思いますが、私自身が称賛したいのはサポーターのみなさんです。立ち上がりから選手達を鼓舞してくれましたし、1万6000人近いサポーターが札幌ドームにつめかけて、我々を後押ししてくれたと思います。サポーターの後押しなしでは、今日の結果をつかみ取ることができなかったと思います。私は今日の勝利はサポーターにささげたいと思います。今週は昨日、一昨日と全国的に台風の影響で厳しい天候に見舞われ、被災に合われた方もたくさんいらっしゃると思います。そうした方々に良い試合を見せて、いい結果を届けるということも私たちの使命だと思っていますので、少しでも喜んでいただけたなら、我々にとっても本望だと思います。被害に合われた方々に心よりお見舞い申し上げます。
--クラブ初の決勝進出につい
私自身、2018年にコンサドーレの監督に就任した時に、選手達に言った言葉があります。私たちがクラブの新しい歴史を刻んでいくんだ、みんなが札幌の新しい歴史を1ページ1ページ刻んでいくんだと、そういう話をしました。我々のチームは若い選手達がいて、その選手たちが継続して戦っていくことで札幌の新しい歴史をつくることができると思ったからです。そのとおり、昨年から今年にかけて、選手たちは新しい歴史を一つ一つ積み重ねてくれていると思います。そして、これで終わりではなく、さらに新しい歴史を積み重ねてくれると思っています。ここにいるメディアの皆さんも埼玉へ行って、一緒に優勝カップを北海道に持ち帰ってきましょう。