2021/12/4(土) 横浜FC戦 監督コメント(明治安田生命J1リーグ第38節)
ミハイロペトロヴィッチ 監督
--本日の試合総評
試合前に今日のゲームは難しいゲームになるであろうと予想をしていましたが、予想通りの難しいゲームとなりました。横浜FCは今シーズンJ2への降格が決まってしまいましたが、途中から力のある選手を獲得して徐々にチームとして
成長していったという風に私は見ていました。
我々は他のチームとも対戦もしていますが、ホームのサポーターに最後は勝って勝利を届けたいという横浜FCの選手の
強い意志を感じましたし、来年J2で戦う中で必死に戻ってくるという強い想いのあるゲームを横浜FCは見せてくれたと思います。
試合自体はお互いが五分に渡りあう非常に締まったゲームになりました。我々も得点以外にもチャンスはありましたし、横浜FCも何回か得点になってもおかしくないチャンスもあったのではないかと思います。最終戦ということでお互いが勝って終わりたいという想いがぶつかりあう非常に良いゲームでした。我々が1-0で勝利できたということは勝って終わりたいという想いが結果に結びついたと思います。
--来シーズンに繋がる点と課題点
昨シーズンの途中から取り組んでいる前からのプレッシングというのは非常に成熟してきていると思います。その中で今日の得点も生まれました。来年に関しては相手が我々と対戦する際に守備的にくる状況が考えられる中でオフザボールの連動性、より相手にとって危険な動きを連動して行っていく。そして出し手の選手が的確な選択肢を選択していくということが我々が来年やっていきたいことになる。
今シーズンの課題として挙げられるのがチャンスを多く作りながらも中々決め切ることができなかったことは大きな課題でした。そういったところを少しでも決め切ることができていればポイントをもっと高くすることができたと思います。そういう意味でもチャンスを得点にする割合を上げていかなければならない。今言った2つの点、オフザボールの動き、チャンスを決めるという点を来シーズンに向けて取り組んでいきたい。
--今シーズンは10位でフィニッシュとなりましたが、感想と来シーズンに向けての抱負を
今シーズンは10位という順位で終わりましたが、サッカー常に上を目指していかなければならない。常に満足してはいけないというものですが、現実的に考えて今シーズン我々が10位で終えることができたというのは私はある一定の評価をして良い順位だと思っている。
まずは私自身怪我の影響があってキャンプにはほぼ帯同できずに、シーズン開幕前にチームに合流するというアクシデントがあった。チームにとってキャンプというのは1年間戦う中で非常に大切な時間。その時間に監督がいれなかったというのはチームに申し訳なかったですし、私としてもチームとしても難しいスタートとなった。今シーズンは最初から最後までレギュラーの誰かが怪我をしているという怪我の多いシーズンでありました。それに加えて4チームがJ2に落ちるという非常に厳しいレギュレーション、そしてシーズンの途中にチームの得点源が移籍をするというのは我々にとって簡単ではないシーズンでした。
ただ、今シーズンを振り返ってみると下の順位に引っ張られるというよりは中位から上を狙っていけるようなポジションにいることができたというのは評価をしたいと思います。我々には非常に若い選手が多くいますが、その若い選手たちが日々のトレーニングを行い1試合1試合戦う中で成長をしてきてくれた。それも今シーズンの大きな成果と言っていいだろう。問題があるとすれば我々には他のチームにとって魅力的な選手が多くいることです。その選手たちが移籍するのか残留するのか来シーズン自分たちがどういうサッカーをしていくのかしっかりと固まっていかないと分かない部分が多くある。抜ける選手が多くいれば我々はまた一からチームを作るところから始めなければならない。現状の選手が多く残るのであれば更なる上積みが期待できるだろうと思っている。私自身は多く残ってくれることを願っています。