2021/11/27(土) 柏レイソル戦 監督コメント(明治安田生命J1リーグ第37節)

ミハイロ ペトロヴィッチ 監督

--本日の試合総評

今日のゲームは我々札幌が立ち上がりから主導権を握って点を重ねる中で勝利をものにできたと思います。試合に関しては柏のネルシーニョ監督が我々との対戦ではシステムを合わせてくることがこれまで多かったので守備的な戦い方からカウンターというのが狙いになるのではないかと思っていましたが予想通り出足の鋭さからのカウンターというのもはありましたが、試合を通して選手たちはボールを動かしそしてゲームを支配し相手の守備からのカウンターというのを比較的少ない回数にしてくれたんではないかと思う。

 

まあ1点目も2点目も非常に素晴らしい形でしたし、後半立ち上がりの3点目は非常に美しいゴールでした。攻守においては非常に狙いが出せたゲームであったと思いますが、失点の場面は2-0とリードしたところで自分たちのミスからボールを奪われて相手に得点を与えてしまったというのはもちろん反省しないといけない部分ではありますが、ただそれ以上に選手たちは気持ちのこもった、狙いを持った戦いを見せてくれたと思います。

 

 


--本日のミラン選手の活躍について

ミラン選手に関しては今日得点をしたということで良いプレーを見せてくれたわけですが、そうなるともう少し早い時期からスタメンで使わなかったのかと思う方がいるかと思います。彼自身もこのチームの戦い方に慣れていくのに時間がかかったのが1つ。ただ練習の中で彼が1つ求められる役割を学んだ中の結果が今日のゴールだと思う。スタメンで出た試合もありましたし、途中で出てきた試合もありましたがそうした1試合1試合の経験、1日1日のトレーニングの積み重ねが今日のゴールに繋がったというのが彼の出来であろうと。

 

残り1試合ありますが、来シーズン彼がキャンプからトレーニングをしていく中でさらにチームの戦術に馴染み馴染みながら役割を果たしていくのが自分特徴の中で出していくというのをこれからできてくるのではないかと思っている。
チームに合流してから今日まで中々時間はかかりましたが1日1日の練習・経験が今の状況に繋がっていると思います。

 

 

--ジェイ選手について

彼のこれまでのキャリアプレミアリーグやイタリアでプレーしたと思いますが、それが示すように素晴らしい得点能力の高い選手であるというのは間違いないですしフォワードとしての能力・得点を取る能力。そして技術力、そうしたものを全て兼ね備えた選手であった。もちろん年齢上がっていく中でスピードが落ち、フィジカルコンディションが落ちていく中で我々のチームを今シーズンをもって離れるということになりましたが彼が2017年途中から加わってそこから彼が多く得点を重ねる中でチームを残留に導いたというのはチームに貢献をしてくれたと思います。その後も多くの得点でチームを救ってくれました。本当に素晴らしい選手でありましたし、札幌にとって非常に重要な得点を重ねてくれた選手でした。

 

我々のサッカー、我々の戦い方の中では攻撃に守備にと非常に運動量・ハードワークを求める戦い方をしていますので
その中でジェイ選手が我々のチームに残って戦うというのは中々厳しいものがあると思いますが、後ろからロングボールを多く蹴るチームであればジェイ選手はまだまだ前でしっかりと起点になれる選手だと思いますしJ1には多くそういうチームがあるので高さ、ボールをキープする能力、ゴール前での得点を取る能力というのはチームの戦い方によっては彼はJリーグの中で活躍できるだけのものは持っていると思う。