2019/11/02(土) 名古屋グランパス戦 監督コメント (明治安田生命J1リーグ第30節)
ミハイロ・ペトロヴィッチ監督
--本日の総評を
先週のルヴァンカップ決勝では、延長、PKまで行きながら、非常に際どいところで敗戦し、我々チームにとって、あるいは我々を応援してくれている全ての人にとって、非常に厳しく難しいゲームでした。今日のゲーム、いかに我々札幌にとって難しかったかということは、サポーターのみなさんも良く理解してくれていたと思いますが、今日も多くの人がスタジアムに足を運んで、我々を最初から最後まで後押ししてくれました。先日の我々の敗戦に対しても、サポーターの皆さんは我々を称賛してくれた。その彼等の想いというのは、非常に私たちに伝わっています。我々北海道の人達だけでなく、日本中の人たちが、コンサドーレというチームがどのような戦い方をしたのか、どういったチームなのかを見てくれたと思います。
今日の相手であった名古屋というのは残留を争っているチームで、何がなんでも勝利が欲しいと思いますし、そういったチームとのゲームは非常に難しいものであると思います。さらに、我々にとっても、ルヴァンカップ決勝のあとの試合ということで、非常に難しい試合でした。決勝は非常に良い戦いでしたが、多くの方は、選手達が力を使い切っていて、今日の試合では思うように力がだせないだろうと思っていたかと思います。ただ、我々は応援してくれるサポーターのために何が何でも勝って、その想いに応えたいという強い気持ちがありましたし、札幌は決勝の舞台だけでなく、常に良い戦いができる強いチームであるということを証明するんだという気持ちで、選手たちは今日のゲームに臨んでくれたと思います。今日のゲームは、選手たちは「自分たちは強い」ということをピッチの上で表現してくれたと思います。立ち上がりからゲームをコントロールしながら狙いを持ったプレーをしてくれました。試合の立ち上がりから最後まで、札幌が勝利に値するゲームができたのではないかと思います。
このような状況の中で勝利した選手達を褒めたいと思いますし、後押しをしてくれたサポーターのみなさんに大きな感謝を伝えたいと思います。色々なことを経験しながら、選手も、そして共に闘ってくれているサポーターのみなさんも成長するものだと思いますし、我々は厳しい状況を乗り越え、さらに強くなることができるのではないかと思います。忘れてはいけないのは、今日のスタメンの平均年齢が24.7歳であったということです。Jリーグを見渡しても、これだけ平均年齢が若いチームというのは見当たらないと思います。非常に若いチーム、そのチームが見せてくれたプレーは素晴らしいと思います。今日のメンバーの中には5人のホームグロウンの選手がいます。4人のユース出身選手、そして高卒で加入した宮澤 裕樹選手、この5人の北海道・札幌の出身の選手が活躍しているということを、私自身、とても誇りに思っています。