2019/11/23(土) ジュビロ磐田戦 監督コメント (明治安田生命J1リーグ第32節)
ミハイロ・ペトロヴィッチ監督
今日の対戦相手の磐田は本日敗戦すると降格が決まる試合の中で、モチベーション高く来るということと、自分たちが難しいゲームになる事も分かっていました。負けた結果は良くないですが、90分を通して試合をコントロールが出来ていたと思います。その中で自分たちが主導権を握りながら意図的にチャンスを作り出すところまではできていました。ただ、その中で少し疲労の色が濃く見える選手がいたのは確かで、特に代表選手に関しては、これまでのシーズンでの疲労、代表活動の疲労、移動の疲労が見えた試合でした。チャンスに関しては十分に作れていましたし、得点を決めてもおかしくないシーンも多かったです。ただ、ラストパスの精度、シュートの精度が欠けていましたし、そこに対する集中力も足りませんでした。もちろん疲労の部分もありますが、そこを決めきらないと試合は際どい試合になってしまいます。その状況で1対1に追いつき、なんとか勝ちに持っていきたいという思いを持って最後まで選手達は戦いました。
PKの前のシーン札幌が攻めたシーンでは、ジェイから中野、中野からルーカスに渡ったシーンでルーカスがボールを止めてシュートを打てれば我々が得点できたシーンだったと思います。逆に、そこでボールを奪われたところから相手のカウンターになってしまいました。 どちらも勝利が欲しいという試合で我々が最後にPKを取られ敗戦した試合でした。ホームで何が何でも勝ちたいという気持ちを最後まで持って戦ってくれたと思います。
この2週間は代表選手が抜けることでなかなかチームとしてトレーニングが出来なかったことや、悪天候で思ったトレーニングゲームが出来なかったことや、この2週間自分たちとしてチームとして思ったような準備、トレーニングが出来なかった現実がありますが、言い訳にならない事は十分にわかっています。その中でも自分たちが積み重ねたこと、やってきたことをチームとして出していかなければならないです。
そして、今日の試合に2万人近いサポーターが来て応援してくれましたが、その方々に勝利を届けられなかったことは非常に申し訳ない気持ちです。選手達はこういう状況の中でしっかりと勝利を目指す戦いを見せてくれたのはサポーターの方々が見て分かってくれたのではないかと思います。