2021/11/20(土) サガン鳥栖戦 監督コメント(明治安田生命J1リーグ第36節)

ミハイロペトロヴィッチ 監督

--本日の試合総評

前半は中々自分たちのビルドアップが上手くいかない中でチャンスらしいチャンスを作れませんでしたが逆に鳥栖がチャンスを作れていたかと言えばそういうわけでもなかった。前半はお互いがお互いの良さを消しあうような前半だったと思いますし、典型的な0-0で折り返すようなゲームだったのではないかと思う。

 

ただ、その前半の終了間際に自分たちのミスから失点を許してしまった。そういう中でリードを許し、試合を折り返してしまった。後半に入ってからはビルドアップの部分が改善されて、しっかりと自分たちの流れを作ることができました。相手を押し込むような形で4、5回得点になってもおかしくないチャンスを作れていたと思いますが、今日はそのチャンスを中々決め切れない試合だった。

 

決めていれば、もちろん試合の結果は違うものになっていたと思いますし、少なくても引き分けには持ち込めた。それくらい後半は自分たちの形で押し込めていましたし、本来の自分たちの形で攻めれていたと思います。今日の試合というのは前半後半と違う顔が見えたゲームでしたし、後半のような戦いを前半からできていれば我々の方に試合が傾いていたんではないかと思います。

 

 

 

--前半上手くいかなかった要因は

我々のビルドアップというのはショートパスを使ったり、ボールを運んだり、あるいは楔のボールを入れて3人目が背後を狙うというような狙いを持って行うのが我々のビルドアップのやり方。

 

しかし、今日のゲームはボールの動かしが遅かったと思いますし、みんなが止めて探すというシーンが多かった。
横へのパスが多かったり、シンプルに長いボールを入れてしまったりなど中々自分たちが意図するような形で
お互いが意思疎通できないようなボールが多かった前半でした。ボールをしっかりと運ぶ。入れて、落として、背後を狙う。など相手のプレッシャーを外すやり方はあると思いますがそういった部分が中々上手くいっていなかった。

 

前半は相手の動きの方が若干キレがありましたし、アグレッシブだったと思います。そういった中で我々が半歩、1歩遅れたりする中でボールを奪われたりするシーンが多かったのが前半上手くいかなかった要因かなと思います。