2021/11/3(水・祝) 湘南ベルマーレ戦 監督コメント(明治安田生命J1リーグ第34節)
ミハイロ ペトロヴィッチ 監督
--本日の試合総評
前半は我々が試合を支配し、しっかりと自分たちの狙いを出せていた。そういった中で1-0とリードをできた。それ以外にも得点になってもおかしくないシーンというのが前半何回か作れていた。この試合、相手も残留を争うという中で非常に強い気持ちと高いモチベーションでくるということは分かっていたので後半はギアを上げてきた中で逆に我々は少し運動量が落ちてきたところで相手に同点ゴールを許してしまった。その後も相手はギアを上げてきたが選手はしっかりと凌いでくれました。ホームで勝利をするべくゴールを目指すというところを示してくれたと思います。非常に厳しいゲームでしたが、今のこのようなチーム状況の中で1ポイント取れたというのは私は前向きに捉えて良いと思うゲームでした。
--他会場の結果によりJ1残留が決定したが、来シーズンを見据えてのコメントを
今シーズンは非常に厳しいシーズンでした。20チームある中で4チームがダイレクトでJ2に落ちるというレギュレーションの中での戦い、それに加えて今シーズンは1試合も怪我人がいないというという状況の中で戦うことができなかったというのはチームとして非常に厳しいシーズンだった。
今日のゲームも怪我人がいる中で必ずレギュラーの選手がいないという状況で今シーズンは途中でリーグで最も得点を取れるロペス選手が移籍した。やはりそういった厳しいシーズンの中で戦っていましたが、チームは非常にファンタスティックなシーズンを戦ってくれたと思っている。なぜならチームは1つ2つ勝利をすれば上を伺っていけるという順位につけたまま一度も残留争いに巻き込まれることもなくシーズンを戦うことができたというのは我々みたいな若いチームで今シーズンみたいに非常に怪我人が常にいるような状態の中、チームのゴールゲッターがいなくなった中で、こういったシーズンを送れたというのは私自身非常に前向きなシーズンだったと捉えている。
残りの4試合に関しては来シーズンを見据えた戦いというのをしていかなければならない。今日のゲームフィールドプレイヤーで1番年上の選手は駒井選手だと思いますが、ほとんどの選手が23・24くらいの年齢層の選手たちそういった比較的若い選手たちが戦っている我々にはチームとしての伸びしろというものがあると思っている。それに加えて今シーズン途中からアンダーカテゴリーから17歳の西野奨太がトップチームに加わることになったので残りのシーズン若い選手の起用というのも視野に入れながら未来に向けた戦いというのもしていかなければならない。来シーズン自分たちがどういったものを求めて戦っていくというのをしっかり選手たちに伝えながら残りの試合を戦っていきたい。
Jリーグの厳しさを考えれば我々札幌が5シーズン連続でJ1に残留することができたのは札幌のような規模のクラブから考えれば1つの成功と言っていいだろう。それくらい毎年毎年厳しい戦いが我々には待っている。その中で自分たちがよりJ1の中で安定して戦え、それに加えて自分たちの攻撃的なスタイルというのをしっかりと持って戦えるチームになった。それはある程度見ている人たちに評価を得ている。札幌というチームはこういう戦い方をするというイメージをサッカーを見ている人達に持たせるということを勝ち取った1つのものと言っていいだろう。
我々は来年も厳しいシーズンを戦っていくということになるかもしれませんが、その中で自分たちが上を目指していける部分というのを示していきたいと思いますし、来シーズンに向けて選手たちと共に成長していきたいと思います。