2021/10/02(土) ガンバ大阪戦 監督コメント(明治安田生命J1リーグ第31節)
ミハイロ ペトロヴィッチ 監督
--本日の試合総評
まず、今日の試合に入るに当たっては我々北海道コンサドーレ札幌にとってとても悲しいニュースがありました。このクラブの創設者と言っても過言ではない、石屋製菓の石水会長がお亡くなりになりました。石水さんのご家族にはお悔やみ申し上げます。とともに彼のご冥福をお祈りいたします。
石水さんは我々北海道コンサドーレ札幌というクラブに多大なるサポートをしていただき、このクラブが今あるのは彼のおかげだと思います。この試合に入るにあたって我々チームとしても今日の試合というのは追悼でもあり、何としても勝利をするのが小さな感謝ではありますが、何としてもしっかりと勝とうと話しました。
彼の志、そしてこのクラブをさらに育てていきたいという想いを我々が引き継いで、より高みを目指さなければならないと思います。我々クラブにとって非常に残念な出来事でしたが彼のご冥福をお祈りするとともに彼の意志を継いで北海道コンサドーレ札幌は上を目指していかなければならないと思います。
今日のゲームも攻撃的で素晴らしい戦いができたと思っています。我々がここ最近負けたゲームでも名古屋戦や川崎戦や神戸戦それ以外のゲームでも非常に攻撃的でアグレッシブで素晴らしい戦いはできていました。そして、それぞれの試合で多くのチャンスを作れていたと思います。今日のゲームと最近のゲームとの違いはチャンスを決め切れるか決め切れないかの部分です。今日のゲームはチャンスをモノにしてくれたと思いますが、あと4回・5回くらいはチャンスを決めなければいけないシーンがありました。そういったシーンをモノにできれば結果が伴ってくるというのが今日のゲームで証明できました。
私自身監督を長く経験していますが、良い戦いをしながらも勝つことができない試合というのが多くあるというのはやはり経験という部分もあるだろうと。剛だったり、拓郎だったり、朋樹や駿汰や菅、青木も含めて若い選手が多いというのは成長はしていますが、ちょっとしたところの精度だったりクオリティだったりチャンスを決めるという部分がまだまだ突き詰めなければいけない部分というのは確かです。
彼らが経験を積んでいくことによって今日のようなゲームを安定的に出していくことができるではないかと思っている。そういった意味では我々にはまだ伸びしろが残されていますし、これを続けていくことが我々を強くしてくれる。私は監督としてここ最近結果が出ない状況が続きましたが、やり続けることでしか自分たちが成長できないと思っているので負けが続けているからといって自分たちのやり方を曲げてしまったらその先には行けないと思っていますし、基本的にやっている戦いを続けることが私たちを高みに導いてくれる。今日のゲームは選手たちチャンスをモノにして良いゲームを勝利することができた。このようなゲームをこの先も積み重ねてやっていきたいと思います。