2021/09/11(土) セレッソ大阪戦 監督コメント(明治安田生命J1リーグ第28節)

ミハイロ ペトロヴィッチ 監督

--本日の試合を振り返って

今日のゲームに関しては、前回セレッソ大阪と戦った時と同じような試合の展開だった。我々札幌が前線からプレッシャーをかけて主導権を握るという展開の中で、前半我々が3・4回決定機がありました。逆にセレッソはシュートが1本あったかなかったかくらいでした。前回の対戦と同じように中々チャンスを決め切れず前半が終わってしまった。

 

本来そういう展開になってしまうと相手のコーナーキックやセットプレーから失点をして我々が厳しい試合展開になるというのが今までの試合だった。前回もセットプレー、クロスからの失点で相手を追う展開になってしまった。ただ、今日は選手たちがしっかりと集中力を持って相手のセットプレーの対応をしてくれた。

 

後半に関しては、チャンスを作ったところで我々がしっかりと物にできた。試合に関していえば、我々札幌がゲームを支配できていたと思いますし、前回敗れた教訓というものを選手たちがしっかりと活かしてくれた試合でした。

 

 

 

--ミラントゥチッチ選手の先発起用について

まず1つは我々が連戦で戦う中でどこかでトゥチッチ選手を起用していくというのが私の頭の中にあったということ。トゥチッチ選手がチームに合流してから1週間が経ちますが、徐々に練習の中でチームに馴染んできたなと印象があったので、このタイミングで先発で起用をしようと思いました。

 

この2週間、連戦の中で、チームとして本来のトレーニングができない中での練習でしたがチームに合流して練習を積む中で徐々に日本のサッカーにも慣れてきたので起用ができるなと判断したので今日は先発で起用をしました。

 

トゥチッチ選手に関しては25歳という年齢でまだまだ伸びしろがあるという風に思っていますし、我々の今日のスタメンを見渡しても菅野・宮澤以外はほとんどの選手が20代前半から半ばの選手である。そういった選手たちを残りのシーズンの中でしっかりと鍛えていきたいなと思いますし、できるだけ多く起用をしていく中で来シーズンに向けてのチーム作りをしていきたいという想いがある。

 

トゥチッチ選手に関しては、まだ本来の力は出せていないと思いますが、徐々に日本のサッカーやチームの戦術に慣れてくれると思いますし、残りの試合で彼がチームの力になれる存在になれるよう指導をしていく。

 

 

 

--ドウグラスオリヴェイラ選手のゴールのタイミングについて

あの時間帯は我々が押し込まれているような時間で、前線のトゥチッチ選手が少し疲れているなと感じていた。しかしこの時間は守るのではなくてしっかりと攻撃で押し返していくという考えからフレッシュなドウグラスオリヴェイラ選手を前線に入れました。

 

チームの状況は7連戦の7試合目ということもあり、怪我人も非常に多く選手たちが非常に疲労をしているのが明らかだった。ターンオーバーができないなかで選手たちはきつかったと思うのですが、できるだけ前線で攻撃的になれる選手をああいった押し込まれている時間帯に起用しなければならないという考えからドウグラスオリヴェイラ選手を起用しました。それが結果的に得点という形に表れたので良かったと思います。