2021/08/14(土) FC東京戦 監督コメント(明治安田生命J1リーグ第24節)

ミハイロ ペトロヴィッチ 監督

--本日の試合総評

まずは今日のゲーム、両チームの選手を称えたいと思います。非常にテンポの速い、素晴らしいゲームでした。
そうしたゲームを繰り広げてくれた両チームの選手を褒めたいです。ゲームに関しては、我々札幌が入りがあまり良くない中で、相手の出足に遅れるという形で失点をしてしまという難しい展開になってしまった。

 

なかなか自分たちのペースを掴めない中で、20分過ぎくらいから我々がボールを支配しながら相手を押し込む・チャンスを作るということはできていたと思う。その中で同点をできて良かった。続けて自分たちでボールを支配しながら、押し込んでいく展開が続きながらも自ら前半の終わりに失点をしてしまったというのが前半だった。相手の2人のブラジル人選手、レアンドロとアダイウトン。この2人の推進力というのはボールを失った後に手を焼いた前半でした。

 

後半に入るにあたって自分たちがこの試合ひっくり返して、何が何でも勝つぞという想いが選手、私自身に非常に強くあった。その中で得点を取るべく、勢いを出していく。そういう意味でジェイと朋樹を後半の頭から投入しました。

後半の入りから選手たちは非常に勢いのある入りをしてくれたと思いますし、意図する展開の中から同点、逆転という展開に持ち込めたのは非常に素晴らしかった。試合を通してFC東京も非常に素晴らしい戦いをしていましたし、終盤には際どいシュートが何本もありましたが何とかチーム全体でしのぎながら、最後は選手たちが勝利を掴みとってくれた。

 

非常に難しいゲームでしたが、何が何でも勝利するという姿勢を選手たちは見せてくれましたし、チーム全体で勝ち取った勝利です。試合を通して我々札幌が勝利に値するゲーム運びができたのではないかと思います。

 

 

--本日2得点の青木選手について

私自身、個人の選手をフォーカスはしないですが、今日の青木選手は素晴らしい形で2得点をしてくれました。
青木選手に関しては、チームに入ってから我々のサッカーというのを少しずつ学んでくれたので、その結果が今日出たと思います。

 

青木選手はテクニックが、技術が優れた選手ですが、サッカーというのはボールのない所でいかに頭を使って動くか、
そうしたオフの動きや、守備のところの強度という部分は札幌に来てから非常に学んでくれました。今日の得点も偶然ではなく、意図的に彼が仲間の出したボールに対して3人目で入っていった2得点。
彼が味方選手にボールが入った瞬間にそこでボールを受けるというのを予測して、相手の危険なところに入っていったことで生まれた得点だった。非常に素晴らしいゴールを決めてくれたと思います。