2020/08/26(水) 横浜F・マリノス戦 監督コメント (明治安田生命J1リーグ第12節)

ミハイロ・ペトロヴィッチ監督

 

 

--本日の試合総括
今日のゲームというのは前に札幌で戦った時のような戦い方をチームとして準備して戦いに挑みました。
前半に関しては選手達の動きが非常に重く、ボールを奪っても相手に奪い返される展開の中で我々が前回札幌で戦ったような戦い方を相手にされるような中で押し込まれる展開が続いてしまった。
運動量、球際でも相手に上回れたと思いますし、我々はとても動きが重かった。
その中で失点を重ねてしまった前半でした。
後半に関しては、センターフォワードタイプのドドとロペスを入れて、2トップの形にして、より前からプレッシャーをかけてアグレッシブに戦うという戦い方が非常に機能したと思います。
0-2の状況から、1-2にできるチャンスというのはありましたし、それ以外にも決定的なチャンスというものも作れていましたがそれが決めきれない中で、我々が前がかりになり相手にカウンターを許す場面というのが非常に多かった。その中で3点目、4点目と奪われてしまったというのは痛かった。
ただ後半は自分たちの狙いとする戦い方というのは十分に出せていたと思いますし、その中で自分たちが0-2から1-2にできていれば試合はわからないものになっていた。
今日のゲームというのは前半が全てであったと思いますし、前半の出来が今日の敗戦に繋がったと思います。
後半は狙いとしていることができた場面が多かったので、ある程度は満足できる部分がある。
ただこうした形で敗戦するというのは我々チームにとって非常に痛い。

--マンツーマンディフェンスの評価
前からマンツーマンではめていくという狙いがあったのですが、前半は選手達の動きが重く、相手との競り合いの中であるいは相手の動きについていけないことが非常に多かった。それは横浜の高い気温・湿度のせいなのかわかりませんけども、私が札幌に来てから一番ひどい前半だったという印象を受けました。
それくらい選手たちは動きが重く、狙いとすることが全くできていませんでした。

--ハーフタイムの3人の交代の意図は
先ほども言ったとおり、前半は自分たちが狙いとするマンツーマンの守備、奪ってからの攻撃という部分が出せないことが非常に多かった。動きが重く、球際で勝てず、走るという部分でも相手に上回れていた前半だったので、前線によりアグレッシブに走れる選手、相手に対してプレッシャーをかけられる選手、そうした狙いを持って後半から3人を入れました。
3人の交代というのは効果として表れたと思いますし、そういった中で1-2にできるチャンスは作れていた。
ただチャンスを作れていたが決めきれないことが続き、3点目の失点。より点を取りに行こうとした中で、カウンターを受けやすい状況でもありましたし、マリノスは洗練したパスサッカーをするチームですから彼らに対して前がかりになりすぎるのは危険だとわかってはいたが、我々はリスクを負ってでも点を取りにいった。点を取れていれば試合が違うものになっていたとは思いますが、残念ながら我々が点を取るよりも前に相手に3点目。4点目を取られてしまった。
最終的には我々は1点を取ることができましたけども、今日の試合は前半が全てだったと思いますし、もう少し自分たちが狙いとすることが出せれていればまた違う展開だったと思います。
後半の交代に関しては試合を盛り返すだけの要素見せられたかなと感じています。