2020/10/31(土) ガンバ大阪戦 監督コメント (明治安田生命J1リーグ第25節)
ミハイロ・ペトロヴィッチ監督
--試合の総括
今日のゲームは両チームの選手たちが素晴らしい戦いをしてくれた。札幌も立ち上がりからよく走り、戦って多くのチャンスを作った。負けはしたが決して負けに値するゲームではなかったし、少なくとも1ポイントは持ち帰ることができるゲーム内容だったと思う。今シーズンは内容と結果が伴わないゲームが多いが、今日もまさにそれだった。強い相手に対して自分たちの戦い方で十分に互角以上の戦いをした。
よく戦ってくれた選手たちを誇りに思っている。
我々は地方の小さいクラブではあるが、どこに行ってもどこと対戦してもアグレッシブに戦い、自分たちのアイディアと連動した動きでチャンスを作り出すチームであり、互角以上に渡り合えるチームである。そんな中、今日に関しては、レフェリーの判定には疑問が残る部分もあるが、それについてはこれ以上は言いたくない。
--ドウグラス、途中から出場したチャナティップ選手について
今日出場してくれた選手は全員よく戦ってくれた。ドドもチャナも途中から出場した拓郎も素晴らしいプレーを見せてくれた。選手層は選手たちの成長によって厚くなってきたと思う。今日の試合も菅、深井、ジェイ、進藤がいなかったが、彼らのようにレギュラーで出ていた選手たちが出場していない中でも、十分に自分たちの戦いをして互角以上に戦えている。我々は地方の小さいクラブなので、完成された選手を獲得してくることはできない。
日々のトレーニングの中で自分たちを高めてチームとして育てていくしかない。選手個人、チームとしてもシーズンを通して成長してくれている。我々は前線からアグレッシブにボールを取りに行き、ボールを持った時は主導権を握って相手の守備を崩していく、そんな我々の戦い方はみなさんも今日ご覧になった通りだと思う。今年はなかなか結果が伴わない場合が多いが、今日のような試合が結果につながっていくことが増えていければと思っているし、みなさんもそれを期待しているのではと思う。
--2失点目について
言い訳がましくなるから言いたくないが、菅がPCR検査で陽性という結果が出た中で、チーム全員が検査をして全員が陰性だったら遠征に行くという状況だった。行くのか行かないか、試合が開催されるのかされないのかがはっきりしていない状況で、クラブとしてもなかなか、集中しづらかったのは確か。
そんな中で選手たちはよく戦ってくれたと思うが、多かれ少なかれ今日のゲームに影響があったのは間違いないだろうと思う。ただコロナ禍ではこういったことにも付き合っていかなければならないと思っている。