2020/12/5(土) セレッソ大阪戦 監督コメント(明治安田生命J1リーグ第31節)

ミハイロ・ペトロヴィッチ監督

 

--本日の試合の総評

今日のゲームはホーム最終戦ということで何が何でも勝利をサポーターに届けたい、そして早坂、石川をいい形で送り出したいという強い気持ちを持って臨んだ試合だったが、残念ながら自分たちの望む結果を得ることはできなかった。選手たちは強い気持ちを持って、何が何でも勝つという気持ちをピッチの上で表しながら最後まで戦ってくれた。
しかしながら試合の中で前の3選手のボールの失い方が悪かったり、パスの精度が上がらなかったりということが多かった。試合の入りは決して悪くなかったが、なかなかプレーの精度が上がらずいいチャンスを作ることができなかった。
その中で相手に少ないチャンスを決められてしまったという今シーズンよくある展開で1-0でリードされてしまった。そんな中でも自分たちがボールを握り、引いてカウンターを狙ってくる相手にチャンスは作れていたが残念ながらそれを決めきることができなかった。
後半に入って相手の10番の選手に素晴らしいゴールがあり、2-0でリードされて厳しい展開になったが、そのあと2-1にしてから同点に追いつけるチャンスは何度かあった。
あの時間帯に追いつくことができていれば違う試合展開になっていたかもしれない。
しかしながら相手に3点目を与えたことで我々にとって厳しい結果になってしまった。
3失点目はあってはならなかったし、それが試合を決定づけてしまった。
選手達はこの試合に勝利するべく全力で頑張ってくれたが残念ながら勝利できなかった。

--1失点目と3失点目の場面について、今シーズン失点の場面でディフェンスの人数が足りないことが多い気がするが、こうした場面ではチームの中で何が起きているのか。

1失点目は自分たちがボールを奪われたところから相手のカウンターを受けた。奪われたあとの切り替えを早くしなければならないし、あのような場面でボールを奪われることはあってはならない。
3失点目は説明する必要はないだろう。ああいう形でああいう突破をされてしまえば失点を防ぐことは難しい。十分に対応できる場面ではあったので、個人のレベルあげていくしかない。