2021/7/7(水) V・ファーレン長崎戦 監督コメント(天皇杯 JFA第101回 全日本サッカー選手権大会 3回戦)

ミハイロ ペトロヴィッチ 監督

--今日の総評を
今日のゲームは、立ち上がり、入りが非常に悪く、先に2失点したところから試合がはじまってしまいました。先に得点を与えてしまうという試合は非常に難しい展開になる、という典型的な試合だったと思います。前半は非常に出来が悪く、長崎が我々を上回っていたと思います。後半にはいって、我々も少し盛り返してチャンスがいくつか作れていたと思いますが、残念ながら先に2得点されてしまうという難しい展開の中で最後は追いつくところまでは盛り返せなかったというゲームでした。非常に気温、湿度が高い中での難しいゲームでしたが、前半の入り、そこが今日の試合を難しくしてしまったと思います。

 
--2種登録の西野、佐藤について
2人とも試合に入ってきて、非常に素晴らしいプレーを見せてくれました。とても気持ちのこもったゲームをしてくれたと思いますし、今日のゲームのでは我々の選手たちの中でも出来の良かった選手に数えられる2人だと思っています。

 
--次のリーグ戦(仙台戦)にむけて
今日のゲームも我々は勝利をするために戦いました。十分に今日のメンバーで勝てると私は自信をもっていました。ですが、今日は残念ながら出来の悪い試合となってしまいました。本来であれば、私はもっとできると思っていましたが、そう思っていた選手たちが本来の力を出せなかったゲームだったと思います。今日出た選手の中にはリーグ戦でスタートから出る選手も何人かいたと思います。そういう選手たちが、自分が中心になったとき、チームを引っ張り、チームの中心として鼓舞しなければならないと思います。ただ、今日のゲームはそうした選手たちが、チームを統率するようなプレーができていなかったと思いますし、普段リーグ戦に出ているメンバーに交じってやれば十分力を発揮できているけれども、自分が中心となってプレーをしなければいけない時にそれができていないというのは、今日の試合の中で見れたことだと思います。負けた試合の中で、足りない部分を見ることができたというのは、前向きにとらえることができますし、選手たちの課題が浮き彫りになったゲームですので、我々はしっかりと取り組んでいかなければならないと思います。今日のゲームは、そういったものが良く見えた試合だったと思います。今週は、日曜日にゲームがあった中で、なかなかチームとしてもトレーニングができない状況で臨んだゲームでした。そして、チームが十分にトレーニングできるようなスケジュールではないという状況で臨む仙台戦は難しいゲームになるだろうと思います。ただ、そういった中でも今日のくやしさを仙台戦にぶつけてほしいと思いますし、今日よりももっとベターなものを仙台戦で出さなければ我々が望んでいる展開は得ることができないのではないかと思います。北海道からここ長崎にきて、気温の違いというのは選手たちに大きく影響したということは間違いないと思います。高温多湿の中でのゲームは選手たちにとって非常に厳しい試合だったと思っています。もちろん、そういったものを言い訳にできないというものわかっていますけれども、今日は長崎の出来が良かったゲームであり、そして我々の出来が悪かったゲームでした。
様々な要因がありますけれども、今日の敗戦というものをしっかりと教訓にして次のゲームにつなげればいけないと思います。