2021/03/27(土) サガン鳥栖戦 監督コメント(2021JリーグYBCルヴァンカップ GS第2節)

ミハイロ  ペトロヴィッチ  監督

--本日の試合を振り返って
ルヴァンカップ初戦の福岡戦勝利し、本日の鳥栖戦を勝利すればグループステージ突破がかなり大きく近づく
という状況でのゲームでした。鳥栖はリーグ戦から大きくメンバーを入れ替えて、ターンオーバーをしながら戦ってきたという中で我々はとても怪我人が多くいるので現状のベストチームで戦いました。
その中では我々はいつも通り前からのプレッシング、ボールを奪ってからの危険な攻撃というのは試合を通してできていた。今日の試合は我々札幌が勝利に値するゲームだったと思います。

--今日は選手たちにどのような言葉をかけて試合に送り出したのか
前回の試合で神戸相手に3-0という状況から3-4にされて負けたというのは非常に痛い敗戦でした。
そのあとに落ち着いた状況であの試合を振り返って何が悪かったのか、何が足りなかったのか自分たちで話し合いをして反省しました。
我々が4失点したというのは反省点が多く、逆に神戸相手に自分たちがあと2点取っていれば6-4で勝利できたということも言えます。我々はとても攻撃的なサッカーで攻撃に重きを置くチームであるので、相手よりも1点多く取って勝つということが我々の目指すサッカーだと思いますし、それが私のサッカーの哲学である。

その中で今日もたくさんチャンスがあったのでそのチャンスを得点に結びつけなければいけないと思っている。より相手に危険な形を作る、それを決めていくというところを突き詰めていく必要がある。そういったところをこの試合に臨むにあたって準備してきましたし、非常にアグレッシブに前からボールを奪い攻撃に繋げるというところは見せられた。これを継続すること、このような形で勝利を重ねていくことが我々が目指すところである。日本の中では0ー0のゲームを好む方もいるかと思いますし、中には得点が多く入る試合を好む方もいると思います。ただ我々相手よりも得点を多く取るサッカーを突き詰めていく。

--駒井選手の評価を
彼は浦和時代から長く仕事を一緒にしている選手ですから、ボランチであれストッパーのポジションであれ、どのポジションをやっても、彼はチームで求めらている役割を理解して、それを実行できるユーティリティな選手である。鳥栖は前線に入ってくる選手が多いのですが、比較的に動ける選手が中に多いので、それを捕まえることができるのは同じタイプの駒井選手だと合うかなと思い、駒井選手を右のストッパーで起用しました。
我々のチームはボランチもストッパーも同じような能力を求められるので田中駿汰も本来ボランチの選手ですが
ストッパーをやっていたり、福森選手もあのポジションから上がって攻撃をすることもある。我々のチームはポリバレントな能力を求められる中で、それをこなせる選手が多い。DFの選手でももちろん規律を求められるし、ボールを運ぶ、繋ぐ、ゴール前に入ってくるくらいの能力が必要です。
GKも今の時代はフィールドプレイヤーとして同じくらいの能力を求められるのが世界のトレンドである。
サッカーというのは医学と同じで、進化している。サッカーもトレンドの中で新しいものが生まれていく。
なので、駒井選手が急にストッパーで起用しても対応できると思っていましたし、期待に応えてくれた。
今日の試合を見ても彼があそこのポジションの適正があるというのも十分わかったのではないかと思います。

--次節に向けて
どのチームと対戦しても、どのチームが勝つかはわからない拮抗したリーグなので、次の福岡との試合もどうなるかはわからないというのが正直なところ。ここ最近の福岡は鹿島に勝ったり、鳥栖に引き分けたりと4ポイントを取っている。長いボールを多く入れながら、セカンドボールを拾いながら攻撃に繋げてくる。
守備面では規律を守った堅い守備のチームだと思っている。決して簡単な試合ではないですが、相手がどうこうというよりは自分たちがどうするかを重視して、とにかく自分たちが相手に対してどう攻撃を仕掛けていくのかをしっかりと準備していきたいと思います。