2021/6/13(日) 横浜F・マリノス戦 監督コメント(2021JリーグYBCルヴァンカップ プレーオフステージ第2戦)
ミハイロ ペトロヴィッチ 監督
--本日の試合を振り返って
マリノスとの対戦ということで考えますと昨年の準々決勝ですごく良いゲームができていた中で1-1で引き分けてPK戦で敗戦をするなどすごく心に傷を負うような戦いになりました。今年のリーグ戦でも80分間ゲームをコントロールしながらも結果的には1-3で負けてしまった。そして第1戦もゲームを支配できていましたが、その中で1-1での引き分けだった。中々こっちがコントロールをしていても勝てないという中で、どういう風にマリノスに勝っていくかという策は準備してきました。
その準備というのは前からのプレッシャーでハイプレッシャーをしっかりとかけて、マリノスの攻撃を制限する。それは立ち上がりから1分間全力でやるというのは簡単ではないですが、レギュラーの選手がいない中でうちの若い選手が4人5人前からプレッシャーをかけるというところを継続してやり続けてくれた。それが今日の勝ちに繋がったと思いますし、マリノスにここで勝つというのは簡単な事ではないという事を我々は分かっていましたけれどもそれを遂行してくれたことが勝ちに繋がった大きな要因だと思っています。
--準々決勝への意気込み・改善点
私は現実的な監督ですし、ロジックをしっかりと理解しています。というのもマリノスというチームは本当に強いチームですし、尊敬に値するチームです。そのチームにこのプレーオフステージで勝つことができた。ということはこのあとの準々決勝やその次でも強いチームが出てくるが私はマリノスの方が強いと思っていますので、どの相手にも勝つチャンスは出てくると思っています。
その中で2年前に川崎との決勝に進出しましたが、マリノスという強いチームにやった今日の戦い方をしていくことが決勝に繋がる、他のチームを恐れずに戦っていくことが次のステージに進む準備だと思っております。
--次の試合への手応えは
今日は本当に厳しい試合でした。今日は体力を使い果たしてしまうような試合だったと思います。そして、この3、4か月も連戦をやってきた中で体力を奪われ、そして主力の選手も怪我でいなくなるという状況でした。ただその中で勝てたということで次に大事なことはリカバリーをすること。なぜ、リカバリーをするのかというと我々のサッカーで最も重要なことは走ること。走ることができないと我々のこの戦術というのは遂行できませんので、しっかりとリカバリーをして走る準備をしていく。
その間に何人かの主力が帰ってくるかもしれませんが、その主力の選手も走ることができなければチームに融合することはできないと思っていますので、上手く走るという土台を準備した中で次に向かっていきたい。次の相手は大分トリニータですが、走れる選手をリカバリーして大分戦にもっていく。このルヴァンカップを勝った雰囲気というのは良いものがあるので、それをリーグ戦に繋げたい。