2021/6/9(水) ソニー仙台FC戦 監督コメント(天皇杯 JFA第101回 全日本サッカー選手権大会 2回戦)
ミハイロ・ペトロヴィッチ監督
--試合の総括について
天皇杯というのはやはり格下との対戦が2回戦、3回戦と続きますけども、そうした対戦というのは相手が非常にモチベーションが高く、失うもののない戦いを挑んでくるというのがほとんどです。そうしたゲーム・格下との戦いは常に簡単にならないとはわかっていましたがその通りになってしまい、難しいゲームになったと思います。川崎フロンターレ、横浜F・マリノス、FC東京などは延長などになっているかと思いますけども(※会見時) それが示すように簡単に勝てる試合はなかなか無いなというの正直な感想です。今日のゲームに関して、内容に関していえば、けして内容の良いゲームではなかったと思います。ただ8点入った試合ということで観てる人にとってはシーソーゲームの中で面白いゲームになったのかなと思います。我々としては、とにかく自分たちが勝ち上がるといった目標を達成できたこと、結果がすべてではないかと思いますし、いろんなことが今日のゲームの中で起こりましたけども、そういった中で自分たちの目標を達成できたことが今日のゲームで良かったことだと思います。
--先発が控え組中心だったと思いますが、彼らの収穫・ポジティブな面を教えていただければと思います
ポジティブなことはこういったコロナの状況や北海道という我々の環境の中、また連戦が続きなかなか練習試合が組めない状態が続いていた中で、こうした天皇杯という場で1試合。しっかりとした実践を経験できたことはポジティブだと思う。ただ今日試合に出た選手については、レギュラー組の中に入ればそれなりに出来るんだけども今日のような控え組中心のメンバーでプレーするとまだまだプレーに責任もって、そして自分たちがゲームを作っていくといった部分が足りていないということが今日のゲームで十分見えました。
それが示すようにまだまだチームとして、出場した選手は足りていない部分を見つめて、しっかりと自分を高めてほしいと思います。今日のサプライズは大嘉だった。3得点しましたけども、足りない部分はまだまだたくさんあるんですけども、得点を取るというところに関しては相手の脅威になるというところを見せてくれたと思います。まだ19歳の選手なので経験や技術・戦術の理解や足りないところはありますが、相手の脅威になる、得点を取るという部分を確認できたことは今日の収穫です。我々が戦っていく中で機会があればチャンスを与えたいなと思います。