2021/5/5(水祝) サガン鳥栖戦 監督コメント(2021JリーグYBCルヴァンカップ GS第5節)

ミハイロ ペトロヴィッチ 監督

 

 

--本日の試合総評

今日のゲームは立ち上がりから選手たちはこの試合でグループステージ突破を決めるという強い気持ちを持って戦ってくれていました。ゲームに関しては立ち上がりからボールを保持して、我々がゲームをコントロールしてボールを支配する状況の中でチャンスを多く作れていたと思います。

相手に関してはほとんどチャンスを作れていなかったと思いますし、得点シーン以外はチャンスらしいチャンスはほとんどなかったと思います。チームとして最初の目標として掲げていたグループステージ突破を達成できたことは良かったですし、選手たちは自分たちの戦い方で勝利をものにしてくれたと思います。

 

--前半の立ち上がりから上手く戦い方を修正できた要因は
ボールを立ち上がりから保持をできていた中で、ゲームを支配できている状況でありました。
試合の立ち上がりは相手もとてもフレッシュなので、体力のある状態であれば相手もボールを追い回すことができますし、危険なところ消すことができる。ただボールを動かされてただ走らされる状態だと相手も疲れてくる。
そうすると、中々スライドが追いつかなかったり危険なところを消せなくなったり、1対1で良いところを2対1にせざるを得なかったりする。

我々は相手がフレッシュな状態で、相手を疲れさせた。時間の経過とともに相手が追い切れなくなってきたりする中で
我々が多彩な攻撃をすることができた。

マンチェスターシティもしっかりとボールを動かし、相手がしっかりと引いた状態の中でもボールを動かし、相手を疲れさせて試合の後半でズレなどが生じるため得点が多くなるということである。
相手がボールを追う時間が増えれば増えるほど相手は疲れ、右に左に揺さぶられる中で追いきることができなくなってくる。

時間が経てば経つほど我々にスペースを与えてくれることが多い。最初の15分~20分でボールを動かして相手が疲れてくる状況を作ったというのは試合全体を通して自分たちの戦術の中の1つである。

 

--リーグ戦に中々出場機会ない選手たちの活躍について
今日のゲームは全員が良いプレーをしてくれたと思います。残念ながら怪我人が大変多く、休ませたい選手も休ませることが中々できない状況の中で、今日の試合は我々が上へ行くための大事なゲーム。

次の徳島戦ももっと重要なゲームである。自分たちの目標を達成していく為には目の前の敵を倒さなければいけないというのもちろんのこと。そうした我々の試行錯誤の今日のメンバーを選択して結果を出すことができたので良かった。
怪我人が多い中でみんなを休ませることはできないというのは我々にとっては難しい。
ノンストップの連戦をいかにチームで乗り切っていくかということに関しては難しい状況でありますが
今日のようにチーム一丸で乗り切れるようチーム全体で戦っていくしかない。

荒野選手は怪我人の中で一番長く、長期に渡って休んでいた選手でここ何試合か試合に絡んでくる中で初めて90分通して試合に出ていましたが復帰してからの数試合の中では一番良かったと思います。試合を重ねるごとに徐々に良くなっているというのはチームとして前向きな事だと思います。
連戦が続く中で怪我人が戻ってきてコンディショニングが上がってくるというのは我々にチームにとって重要なポイントである。