2021/4/11(日) 鹿島戦 監督コメント(明治安田生命J1リーグ第9節)

ミハイロ ペトロヴィッチ監督

 

--今日の試合について

今日のゲームの立ち上がりで2点を先に失点してしまうという非常に難しいゲームになってしまった。
試合前はお互い(勝ち点)7ポイントずつで、順位も真ん中にいる中で両チームとも勝ちが欲しい中での試合だったと思います。
そういった試合の中で先に2失点してしまったことは非常に難しい試合になったと思います。
ペナルティエリア内で私たちの選手はもっとシュートに対して相手に寄せなければいけないしブロックに行かなければならない部分があった。
そこを相手に楽にシュートを撃たせてしまったというのは反省しなければいけないと思います。
そういう難しい展開の中で、選手たちは気持ちを切り替えて選手たちは非常に良い戦いを見せてくれたと思います。
やはり多くのチャンスを作り出す中で、1-2と前半のうちに1点取り返せたことは良かった。
それ以外にも得点になってもおかしくないチャンスもたくさんあったと思う。
後半に入ってより我々が主導権を握る中で相手のゴールへ迫ることが出来たと思う。
同点には追いつきましたけども、それ以外にも得点が入ってもおかしくないチャンスがあったと思います。
チャンスが多い中で、そのチャンスを決める割合を上げていかなければいけないわけですけども、ただ今日の試合では非常に難しい試合展開の中で選手たちは良く戦い、そして同点まで追いつけたのは素晴らしいプレーだったと思いますし、最後まで逆転するべく全員で戦ってくれたことに関して選手たちを誇りに思います。
厳しいゲーム展開の中で、もちろん勝ちは欲しかったですけども、最後に同点に追いつけたことは前向きに取らて良い試合だったと思います。

 

--今日の試合はミシャ監督にとってJリーグ通算500試合というメモリアルな試合だったが、0-2から2点を追い付くという攻撃的なサッカーについてどう思いましたか?

今日の試合に関しては昨日のメディア会見でもお伝えしましたが、皆さんから伝えられるまで知らかったですし私自身、500試合ということは意識しておらず、今日の試合で勝利を掴み取るためベストを尽くすということだけを考えて今日の試合に挑みました。
選手たちが魅せてくれたサッカーというのは非常に攻撃的で、そして見るものを魅了するサッカーを今日は見せられたと思いますしその中で残念ながら勝利に届かなかったですけども、こういった戦いの中で自分たちが勝てるといったものをしっかり目指してやっていかなければならないと私自身思います。
いまチームの問題は、俗に言う安い失点というものが多いですし、逆にあとはチャンスをしっかりと決めきれない部分はあると思います。
やっているサッカーは私たち間違っていないと思っていますし、サポーターの皆さんも我々の攻撃的サッカーを応援してくれてると私は信じています。
そういった中で我々もこういった攻撃的なサッカーで勝利を掴んでいくことを監督として引き続き目指していきたいと思います。

 

--その攻撃の裏では前半で2点取られましたが、後半は無失点で守備の献身的なプレーが目立ちましたけどもその点についていかがだったでしょうか?

守備に関してですが、私自身は、我々失点もありますけどもただ昨年よりも良くなってきていると見ています。よりアグレッシブに前からボールを奪う守備というものを昨年から継続してやっていますけども、選手たちも1対1の局面は戦いの中で整理されてきていると思っていますし、私も選手たちが十分理解してやっていると思っています。
もちろん相手も我々のそうした守備に対して、なんとかかいくぐろうとしているし、あるいはいろんな戦術的に練ってくる中で、選手たちもこういった場面ではこうしよう、こういった時にはこうしようと話をして、しっかりと選手たちもそれに対して適応してくれると思っています。試合の中で、今日のような立ち上がりで失点してしまうことありますけども全体的に見れば守備のところはよりアグレッシブに奪い、1対1も積極的に奪うといったところが形になってきていると思いますし、そういった守備が自分たちの攻撃を支えているという部分も見えてきていると思います。
今日の試合に関しても立ち上がり2失点、鹿島相手に先に失点してそこから試合を同点、ひっくり返すことは難しいですけども、選手たちはしっかりと落ち着いて自信を持って良いプレーを見せてくれました。
最後は逆転できませんでしたけどもここまでのゲームを見せてくれた選手たちを誇りに思います。
まだ我々のチームは成長段階ですし、こうした戦いを通してもっと攻撃あるいは守備に関してもいろんなことを整理して成熟していくと思います。
攻撃は中と外をうまく使い分けていたと思いますし、守備に関してもより強度が上がっていると思いますし、そこをさらに求めていきたいと思います。